- 2023年10月02日
- 「セミナー参加者募集のご案内」
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芝浦工業大学から「センシングデータを正しく処理分析するための機械加工の原理とデータ活用のススメ方」
セミナー参加者募集のご案内になります。
【概要】
製造業では人材不足や加工品質の安定化などを目的として属人性を分析・データ化する動きが急務とされています。
ところが機械加工においてはノウハウをデータ化することは簡単ではなく、各種センサを使用して取得される信号データも加工法、加工形状、加工条件、工具摩耗など複雑で多量なため、この取り組みが具体的に効果を上げている例は極めて少ないのが実情です。
また、データが価値を生むためには最適条件で加工する必要があります。
この最適な条件の下で加工できれば、一段と高い精度、バリの出ない加工、綺麗な仕上げなど、加工の高度化に結び付けることができ、そこには必ず理論的な背景があります。
つまり、加工技術のDX化を進めるためには、信号データを統計学に基づき解析し意味付け出来ることと同時に、理論的な背景をもった加工ノウハウを獲得していくことがとても重要になっています。
そこで、切れ刃が工作物を削り取ることに注目して、機械加工の原理・原則を考えるのと同時に、センシングデータに現れる信号の解析方法についてデータ処理方法の基礎を学ぶ、連続5回のセミナーを開催します。
日常の熟練した技術の背景にある原理・原則を知り、そこに現れるデータ処理の方法を学んで、更なる高度熟練技能を目指しませんか?【テーマ】
センシングデータを正しく処理分析するための機械加工の原理と、データ活用のススメ方
1. 講師
芝浦工業大学 機械工学科
教授 澤 武一
芝浦工業大学 情報工学科
教授 木村 昌臣2. 開催
11月~2月(全5回) 15:00~18:003. 場所
芝浦工業大学 豊洲キャンパス4. 講演/時間
澤先生の講義、木村先生の講義 60分程度/講義
先進製造プロセス研究研究センター(略称:AMRC)見学、質疑など
合計3時間ほど5. 講演内容
第1回 11/10(金)- ・機械加工におけるセンシングデータ活用の必要性
- ・刃先で生じる切削現象と工具摩耗、材料ストレス
- ・データ解析の基礎1
第2回 12/1(金)- ・切削条件の基準と選定方法
- ・データ解析の基礎2
第3回 12/22(金)- ・旋削加工のトラブル(加工精度不良、切りくずなど)の発生理由と対策
- ・時系列データ解析とニューラルネットワーク
第4回 1/12(金)- ・転削加工のトラブル(加工精度不良)の発生理由と対策
- ・データ解析基礎演習(Excelを使った検定、単回帰分析など)
第5回 2/15(金)- ・最新加工技術紹介、加工技術の将来、デジタル技術と加工工場とのかかわり方
- ・機械加工のセンシング事例と課題(研究内容のご紹介)
- ・DXの導入事例(武井製作所:松戸市)ご紹介(予定)
6.参加費
消費税込50,600/5回分(一人あたり) 教科書含む7.募集対象
金属加工企業(切削、研削などの除去加工企業など)8.申込み
下記申込フォームにてお申込み下さい
https://forms.gle/W6xP3x8hz1PKtPRh9
※2023年10月2日(月)開始 ~ 10月31日(火)締切
《お申込み・詳細内容はこちらから》
下記ホームページをご覧下さい。
URL:https://www.shibaura-it.ac.jp/headline/
9. お問い合わせ 芝浦工業大学 研究企画課
〒135-8548
東京都江東区豊洲3-7-5
TEL:03-5859-7180 / FAX:03-5859-7181
E-mail: